兵庫縣神戸護國神社|神戸の護國神社を訪ねて

2025年8月。
お盆を過ぎてもなお厳しい暑さが続く中、コミュニティ支援の全国大会に参加するため、港町・神戸を訪れました。

前夜には、神戸へ転勤された大切な知人と三宮のカウンター席で再会。

お酒を酌み交わしながら過ごした楽しいひとときは、猛暑を忘れさせてくれるような最高のエネルギーとなりました。

兵庫縣神戸護國神社とは?
六甲の自然に抱かれた
「山の手」の聖域

三ノ宮駅からバスに揺られ、地元の方々に混じって辿り着いたのは、六甲山の山並みを背後に控えた「護国神社前」

昭和16年に創立されたこの社は、兵庫県東部(丹波、摂津、淡路)にゆかりのある英霊、5万3千余柱の尊い御霊をお祀りしています。

バス停から鳥居をくぐり、階段を上った先に広がるのは、白を基調とした爽やかでモダンな雰囲気の正殿。

その佇まいは、どこか「神戸らしさ」を感じさせる洗練された美しさに満ちていました。

運命を感じる
「昭和34年」の再建

この社もまた、激動の歴史を歩んできました。

昭和20年6月の神戸大空襲で焼失した後、再建復興を遂げたのが昭和34年。

奇しくも、私自身の生まれ年と同じでした。

さらに平成7年の阪神・淡路大震災では社務所が半壊するという苦難を経験されています。

同い年の正殿を前に、戦没者や被災された方々への祈りを捧げながら、今日こうして無事に参拝できていることへの深い感謝が込み上げてきました。

御朱印に込められた
「安らぎ」の願い

今回授かった御朱印には、神戸の清々しい空気感をそのまま写したような、心落ち着く意匠が配されています。

  • 「くにやすらかに」の墨書き(右側)
    鮮やかな青い文字で記されたこの言葉は、まさに私たちの共通の願い。
    国家の安泰と、人々の穏やかな暮らしへの祈りが込められています。
  • 大輪の菊花紋(中央上)
    鮮やかな朱色の菊花が、社殿の白さと対比をなすように美しく捺されており、護國神社としての格式の高さを物語っています。
  • 兵庫縣神戸護國神社の印
    昭和34年に再建され、震災をも乗り越えた不屈の歴史を証明する、重厚な印が中央に鎮座しています。

祭典を通じて平和を願う

兵庫縣神戸護國神社では、季節の移ろいとともに祈りの儀式が執り行われています。

  • 5月6日 春季慰霊大祭
    新緑の季節、英霊への感謝を捧げる大きな祭典です。
  • 8月15日 終戦記念日祭
    終戦の日に合わせ、不戦の誓いと恒久平和を祈ります。
  • 11月6日 秋季慰霊大祭
    収穫の秋に、郷土の安寧と平和を願います。

旅の彩り:
ハイカラな神戸の魅力

今回は大会参加がメインのあわただしい旅でしたが、神戸にはまだまだ訪れたい場所が溢れています。

  • 灘の酒蔵と六甲山
    日本一の酒どころの歴史を巡り、ロープウェイで神戸の街を一望する旅。
  • 神戸港震災メモリアルパーク
    震災の記憶を後世に伝える場所。
    神社の歴史とも重なる、平和を考える上で欠かせないスポットです。

アクセスと参拝の基本情報

神社名:
兵庫縣神戸護國神社(ひょうごけんこうべごこくじんじゃ)

住所:
兵庫県神戸市灘区篠原北町4丁目5-1

アクセス:
三ノ宮駅より市バス「護国神社前」バス停下車すぐ。

結びに:
六甲の風に吹かれて誓う

「同い年」の正殿が放つ、凛とした清々しさは、今も私の心に残っています。

空襲や震災という荒波を乗り越えてきたこの社のように、私たちもまた、どんな困難の中でも前を向いて歩んでいかなければならない。

そんな決意を新たにした参拝となりました。

「平和で戦争のない世界がいちばん」

神戸の山の手から吹き下ろす爽やかな風に背中を押され、私はまた次なる一歩を踏み出します。